ヴィパッサナー瞑想のやり方と効果~京都10日間コース体験談

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10日間山奥に籠って、瞑想だけをするコースがあるって?

 

しかも他の人とは話さないで、瞑想だけに集中する?

 

そう、それがヴィパッサナー瞑想の10日間コースです。

 

 

もとは2500年前、仏陀が説いたとされる、ヴィパッサナー瞑想。

 

今や世界中で行われているヴィパッサナー瞑想のコース。

 

インドではなんと刑務所の受刑者に対しても行われ、問題行動が激減したという成果もあるそうです。

 

 

そんなヴィパッサナー瞑想とはどんな瞑想法なのか?

 

どんな効果があるのか?

 

実際のコースってどんな感じなのか?

 

そのスケジュールは?

 

守るべきルールとは?

 

 

そのへんのことを、自分が2010年と2011年の2回にわたって参加してきた体験をもとに、お伝えしていきたいと思います。

◇ヴィパッサナー瞑想とは何か?

まず、ヴィパッサナー瞑想について簡単に説明しておきましょう。

 

「ヴィパッサナー」とはそもそも、古代パーリ語(仏典が書かれた当時の書き言葉)で「観察する」の意を表す、らしい。

 

なのでヴィパッサナー瞑想とは、ザックリ言って「観察する」瞑想法である、ということです。

 

一体何を観察するのでしょうか?

 

〇「身体の感覚」をただひたすらに「観察する」

ヴィパッサナー瞑想の実際のコースで行っていることは、「身体の感覚」を観察していきます。

 

ただひたすらに。

 

そう、ただひたすらに。

 

 

1日10時間以上も、ただひたすらに。

 

ただ身体の感覚だけを、見つめ続ける。

 

それがヴィパッサナー、

 

でR(あーる)。

 

 

すごいでしょ。

 

この徹底ぶりがスゴいです。

 

 

ていうかでも、何のためにそんなことするの?

 

と思いますよね。

 

それは…

 

〇ヴィパッサナー瞑想の目的~‟心の治療法”としての瞑想

コース中にヴィパッサナー瞑想についての講話(録音ですが)があるんですが、

このときの話でヴィパッサナー瞑想の目的について説明がされていました。

 

その話によると、

ヴィパッサナー瞑想の目的とは、「心の浄化法」なんだそうです。

 

‟心の治療法”、あるいは‟心の手術”とも表現していました。

 

 

ほうほう、なるほど。

 

ってか、なんでっ??

 

 

なんで、心じゃなく、カラダの感覚を観察していくことで、‟心の浄化法”あるいは‟治療法”に繋がるの??

 

ちょっとこれだけじゃよくわからないですよね。

 

 

そのへんのメカニズムみたいなものを、自分の解釈も交えながらいっちょ説明を試みてみましょう。

 

・身体を「観察する」ことが、なぜ‟心の浄化”に繋がるのか??

カラダの感覚を、ただひたすらに、超~じっくり見ていくと、身体の奥深-くに、意識の光が届くようになります。

 

そうすると、身体の細胞、もっと言えば原子自体が活性化するんですね。

 

ここに、心の記憶、特に感情的な記憶が眠っている。

 

身体にこびりついている、と言ってもいいでしょうか。

 

 

もっと説明すると、例えば、怒りを感じたとき、あなたはどこでその感情を感じますか?

 

カラダに反応が現れるはずです。

 

「腹が立つ」という言葉が表すように、お腹のあたりにエネルギー的な反応が現れることが多い。

 

あるいは「頭にくる」という言葉もあるように、頭とか、顔のあたりに反応が現れる場合もある。

 

感情を感じるというのは、実はカラダにとても関係が深い。

 

 

ヨガでは、カラダの層と感情の層は隣り合っていると教えます。

 

なので、感情がカラダに影響を及ぼしたり、逆に身体が感情に影響を及ぼしたりしやすい。

 

心理的ストレスで身体を壊したり、身体が疲れてくるとネガティブな気持ちになりやすかったり、とかがいい例ですね。

 

 

それと同じように、感情を感じた痕跡というのは、カラダにしっかりと残るわけです。

 

特に未解消の感情、

例えば、怒りたくても怒れなかったとか、泣きたくても泣けなかったとか、

何かしらの理由で、発散できずに飲み込んでしまった感情というものがあったりしますよね。

 

それは表層意識から深層意識へと潜り、解消されないまま内に留まります。

 

 

その‟感情の記憶”とでも呼べるものが、カラダにくっついている。

細胞自体が記憶している、と言ってもいいかもしれません。

 

これをサンスクリットでは「サンカーラ(あるいはサンスカーラ」と言います。

 

それを、身体の感覚を見つめ続けていくことで、身体の奥底に眠っていたサンカーラを、表層へと浮かび上がらせてゆく。

 

表層まで浮いてくればあとは発散、消化されていきますからね。

 

そのために、身体の感覚をじっくりと見つめ続けていく、ヴィパッサナー瞑想を行っていく、というわけです。

 

 

そう聞くと、瞑想のメソッドとしては実によくできていますね。

科学的と言ってもいいくらい。

 

 

これが2500年前にお釈迦様が実践していた瞑想法だといいます。

 

それを現代に降ろしてやりやすくしたのが、コースで行われている瞑想法なんだろうと思います。

 

 

その瞑想法の効果を最大限に引き出してゆくために、10日間という日程を取ったり、誰とも話さないなどのルールを設け、瞑想に集中しやすい環境を整えておくんですね。

 

では、次は実際の10日間のコースの内容について見ていきましょう。

 

◇ヴィパッサナー瞑想10日間コースとはどんなコースか?

自分が受けた10日間コースは、京都の山奥、丹波町といところにあるダンマバーヌという瞑想センターで行われました。

ダンマバーヌ

こんなところですね。

 

山奥で、車も近くをほぼ通らない、瞑想を集中して行うには素晴らしい環境です。

 

ちなみに私は行ったことないですが、千葉にもセンターがあって、そこでも10日間コースを受けることができます。

〇コースの申し込みは?

コースは予めインターネットで申し込んでおきます。

日本ヴィパッサナー協会のHPがあるので、そこから申し込みができます。

https://www.bhanu.dhamma.org/ja/

 

申し込みの受付はコースの2ヶ月前からできるのですが、

夏休みとかGWとか、人気のある日程はすぐに予約で埋まるので、早めの申し込みがおススメです。

 

人気あるんですよね、ヴィパッサナーのコース。

定員60人ぐらいあるのに、すぐにいっぱいになったりする。

 

外国の方も結構来るので、海外からの申し込みもある分、競争率が高まります。

 

聞くところによると、海外の方が、日本旅行の宿泊先も兼ねて、ヴィパッサナーに参加申し込みをするケースも多いんだとか。

 

ちゃっかりしてますねぇ。

 

ヴィパッサナー瞑想のコースは、基本‟寄付”で受けられるので、宿代を安くしたい!っていう輩がいるんですね。

日本人にはそういう目的の人はあまりいないけど、外国人にその傾向が強い。

 

その分、10日間ひたすら瞑想しなければいけないという、なかなかに厳しい現実が待ち受けているわけですが…(^_^;)

 

〇京都の瞑想センター、ダンマバーヌへ

京都のヴィパッサナー瞑想センターに行くには、京都駅からバスに乗り、1時間くらいだったかなぁ。

センターに一番近いバス停で降ります。

 

そうするとセンターのワゴン車が迎えに来てくれる。

 

バス停には10~20人ぐらいの怪しい集団(?)がいたりするのですが、その人たちを順番にピストン輸送して、センターまで連れてってくれる。

 

そうして車に揺られて10分か15分ぐらい行くと、人里離れた山奥に、ポツリと瞑想センターが立っている、というわけです。

 

 

初めて行くと、人間世界から隔離された感覚が結構ありますよ( ‾▽‾)

 

ま、それがいいんでしょうけどね。

 

〇コース参加者が守らなければならないルールとは?

実際にコースが始まる前日の午後、みんな瞑想センターに集合します。

 

そこでまずはなんか誓約書的なものを書いて、本やら携帯やらメモ帳やらをスタッフの方に預けます。

 

なぜそんなことをするのか?

 

これもそれも、全て瞑想に集中しやすい環境を整えるためです。

 

 

瞑想しててせっかくいい状態になったのに、休み時間に携帯で友だちとしゃべくったりしてたら、せっかくのいい状態が崩れちゃうでしょ?

 

本を読むのも意識がそっちにいってしまうから。

 

徹底してるのは講話を聞いてメモを取ってもいけない。

それもそっちに意識がいってしまうのを防ぐためでしょうね。

 

ただひたすら内観というか、自分の内側に意識を向けていくことに集中していく。

 

・10日間しゃべっちゃいけないって?

そのためには、他のコース参加者ともしゃべりません。

 

目を合わせてもいけない。

 

 

これはヴィパッサナー瞑想のコースの一番有名なルールですね。

 

これを「聖なる沈黙」と言います。

 

 

中にはこれが耐えられない、という人もいるみたい。

 

自分は逆に「しゃべらなくていい」っていうのは安心感あるんすけどね。

 

 

スタッフの人に、必要なことを質問したりするのはOK。

あとは、瞑想の指導者の方に、限られた時間の中で質問するのもOK。

 

となっています。

 

それ以外はひたすら喋らない。

 

 

人と喋ると、意識が自然と外側に向きますよね。

 

瞑想中は意識をひたすら内側に向けている。

なのに、いざ休憩時間になったらワイワイ他の参加者と話してるってのも、考えてみたらなんだかおかしい光景です。

 

なので、これも瞑想に集中しやすくするため。

 

これはしっかりと瞑想したい人にとっては有り難いルールでもあります。

 

・守らなければならない5つの規律

それとは別に、コース参加者には守らなければならない5つの規律があります。

 

それが、

 

1、殺生をしてはいけません

2、人の物を盗んではいけません

3、一切の性行為を行ってはいけません

4、嘘をついてはいけません

5、お酒やドラッグを摂取してはいけません

 

というもの。

 

 

これは仏教で言う‟五戒”ですね。

 

少なくともコース中はこれを守りましょうということ。

 

ま、コースに入ってしまえば、ほとんどやりたくてもできないようなことばっかりですけどね。

 

なので、特に守ろうと思わなくても、自然と守られてしまうかと思います。

 

 

これに加え、2回目以降のコース参加者は、さらに3つの規律を守らなければなりません。

 

・‟古い生徒”が守るべき3つの規律

2度目以降のコース参加者のことを、‟古い生徒”と呼びます。

その‟古い生徒”は、先の五戒に加えて、さらに3つのことを守らなければいけません。

 

それは、

 

1、正午以降、食事を摂ってはいけない

2、踊りや歌などの娯楽を避け、アクセサリー類を身に着けてはいけない

3、高さのあるベッドで眠らない

 

というもの。

 

3はちょっと意味がわからないんですが、ベッドで寝るのは贅沢、という意味からなんでしょうかね。

 

2はまぁ、どうせ携帯もないから娯楽は楽しめないし、アクセサリーは外せばいいだけだし、自然と守れる。

 

この中で厳しいのは1ですね。

 

お昼ご飯食べた後は、寝るまで何も食べちゃいけないってもの。

 

 

コース参加1回目の‟新し生徒”には、夕方フルーツなどの軽食がふるまわれる。

 

それに対し‟古い生徒”は何も食べられない。

 

お茶とかはOK。

確かレモネード的なものは飲めたハズ。

 

それで空腹を紛らわせていたような気がするな。

 

 

これは慣れないとなかなか厳しいですね。

 

ま、コース中盤にもなってくると、逆に身体が必要としなくもなってくるので、そんなに苦ではなくなってきたりしますが。

 

 

てな具合で、なかなかに厳しい規律を守ることを要求されます。

 

それもやはり、ただ一つの目的、瞑想をより集中して行うため。

そして、その瞑想の効果を、最大限に引き出すため。

 

ということなのでしょう。

 

 

そこまで徹底していて、でもそれでもいいですよ、って人だけこの瞑想コースに参加できる。

 

それなのにほぼ毎回コース参加者は満員、ってのがスゴいですよね。

みなさん物好きですねぇ。(ってオレもか?)

 

では次は、実際のコースはどういう日課で行われるのかについて見ていきましょう。

これがまたすごいですよ。

ハンパなく瞑想します。

 

〇コース中のプログラム(日課)は?

さて、気になる10日間コース中の日課はこんな感じ。

 

 4:00起床
 4:30瞑想
 6:30朝食および休憩
 8:00グループ瞑想
 9:00瞑想
 11:00昼食および休憩
 13:00瞑想
 14:30グループ瞑想
 15:30瞑想
 17:00ティータイムおよび休憩
 18:00グループ瞑想
 19:00講話
 20:30瞑想
 21:00質問タイム
 21:30就寝

 

わ~。

 

て感じですよね。

 

朝4時に起きて、30分後にはもう瞑想開始。

これがまたいきなりたっぷり2時間も取ってある。

 

この早朝2時間瞑想が、個人的には一番厳しかったかもなぁ。

 

瞑想しながら結構寝てしまうこともありました(^_^;)

 

・慣れてない人には地獄の‟グループ瞑想”

その後朝食をとってから、瞑想ホールでみんな集まって瞑想。

 

1日3回あるこのグループ瞑想は、必ずみんな瞑想ホールで行わなければならない。

 

それ以外の瞑想時間は、ホールでもいいし、自分の部屋でもいいんですね。

気分転換に5分ぐらいだったら外に出て、庭のあたりを散歩してもいい。

 

 

それがグループ瞑想の時間は、全員が1時間ずっと瞑想ホールに留まらなければならない。

 

もう60人ぐらいの人がホールに集まって、隣りの人との幅10~20㎝ぐらいの間隔でひしめき合っていました。

 

私が参加したのは11月とかでしたが、夏なんかは大変だろうなぁ。

 

 

そしてこの1時間は基本動いちゃあいけない。

 

これが瞑想に慣れてない人にとっては大変みたいですね。

 

これがもう地獄の時間のように感じる人もいるみたい。

 

 

自分はある程度ヨガの瞑想で座ること自体には慣れていたのですが、

それでも1時間ずっと座っているというのは、そう楽なことでもない。

 

それがほとんど長時間座ったこともないような人にとっては、拷問に近いぐらいの苦痛かもしれない。

 

 

なので、瞑想に慣れていない人、長時間座ることに慣れていない人にはおススメしません。

 

ある程度、身体の準備ができてから参加した方が賢明かと思います。

 

一緒に参加した外国の方とか大変そうでしたよ。

 

耐えられなくなって途中で帰った人もいましたし。

 

・瞑想、瞑想、また瞑想

その後も、しばしの休憩を入れながら、瞑想の時間は続く。

昼食をとっての昼休憩と、夕方のティータイム休憩を除けば、あとはひたすらに瞑想タイムが続く。

 

1日の合計瞑想時間は、合算してなんと10時間以上!

 

なかなかないですね、ここまでの瞑想三昧は。

 

 

自分がヒマラヤのアシュラムで籠り修行してたときは、ヨガしたり、マントラ唱えたり、瞑想したりと、色んなことをやっていたが、

ここまで瞑想しかしないというスケジュールはこのヴィパッサナーのコースぐらいなもんじゃないかな。

 

 

とまぁ、そんなヴィパッサナー瞑想、10日間のコースの1日のスケジュールでした。

 

 

では、ヴィパッサナー瞑想のコース中には、具体的にどんな瞑想を行うのか?

次はそのあたりの話をしていきましょう。

 

◇ヴィパッサナー瞑想のやり方と効果

ヴィパッサナー瞑想の10日間コースでは、実際は3つの瞑想法を行います。

 

それは、

1、アーナパーナ瞑想

2、ヴィパッサナー瞑想

3、慈悲の瞑想

 

の3つです。

 

10日間のうち、アーナパーナ瞑想を3日半、ヴィパッサナー瞑想を5日半、そして最後の日に慈悲の瞑想というのを行います。

 

ヴィパッサナー瞑想メインではあるのですが、実際にはヴィパッサナーに入る前に準備段階の瞑想法を行うんですね。

 

そして最後は仕上げの瞑想みたいなものも行う。

 

 

では、初めの3日間と半日行う、「アーナパーナ瞑想」とはどんな瞑想なんでしょうか?

 

〇ただひたすら呼吸を見つめる「アーナパーナ瞑想」

ヴィパッサナー瞑想のコースに参加して、最初に習うのがこの瞑想法です。

 

これは簡単に言うと、「呼吸を見つめる瞑想」です。

 

瞑想というより集中法に近い感じですね。

 

 

自分の鼻から出たり入ったりする息の流れに意識を集中し、ただひたすらそれをキープしていく。

 

具体的には、両鼻の穴と、唇の上のあたり、この3点を結んだ三角形をイメージし、そこに意識を集中する。

そんなふうに教えられます。

 

そして後はただひたすらに、1時間の瞑想だったら1時間ずっとその呼吸の流れを見つめ続ける、というわけです。

 

これを3日半、どの瞑想の時間においてもやり続ける。

 

 

慣れてきたらその三角形の面積を少しずつ小さくしていきなさい、という指導が途中入りますが、

変化としてはそれぐらいで、あとはひたすら同じことの繰り返し。

 

 

飽きっぽい人が聞いたら「気がおかしくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんね。

 

 

実際参加した人の話でも、「最初の3日間がいちばん長いと感じた」、という声をよく聞きます。

 

自分もそんな感じでした。

 

 

でも、これがとてもいい集中の修行になる。

 

 

とてもシンプルですけどね。

シンプルさゆえに、誰でも簡単にできるし、

それを突き詰めていくことで、ものすごい効果も得ることができる。

 

 

3日もこれを続ければもうビンビンですよ。

 

え、何がって?

 

集中力ですよ、集中力。

 

もうビンビンの集中力になります。

 

 

感覚が研ぎ澄まされていく、と言えばいいんでしょうか。

 

とても敏感になりますね、いろんなことに。

 

特に自分のカラダの感覚に超敏感になる。

 

 

これが次のヴィパッサナー瞑想に向けての、いい準備となるわけです。

 

なぜならヴィパッサナーにおいては、より高度の集中力が求められるわけです。

 

あとで詳しく説明しますが、カラダのいろんな場所の感覚を感じていくことになる。

 

 

それを効率良く行うようにするには、その前段階として、ある一点に絞って、そこに意識を集中させていくというのがいいのでしょう。

 

 

鼻の辺りというのは、身体は動かさなくても必ず呼吸の出入りがある。

 

他の身体の感覚が弱くなっていっても、最後まで感覚として残る場所なんですね。

 

だから、その呼吸が行われる場所に絞って、意識を集中させていくのでしょう。

 

とてもよく考えられたいい方法だと思います。

 

 

さて、3日間半もの間、ただひたすらに、呼吸を見つめ続ける時間を過ごすと、3日目の午後から瞑想がガラッと変わります。

 

いよいよ真打登場!ヴィパッサナー瞑想のお時間です。

 

 

では、ヴィパッサナー瞑想になると具体的にどういうことをやっていくのか?

それを見ていきましょう。

 

〇身体の感覚を観察する「ヴィパッサナー瞑想」

ヴィパッサナー瞑想とは、冒頭でも少し書いたように、身体の感覚を感じる瞑想法です。

 

観察する、と言った方がいいかな。

 

 

自分の身体の感覚を、頭の先から両手の指先、両足の指先まで、じっくりと、じっくりと感じていく。

その感覚を観察していく。

 

そんな瞑想でございます。

 

 

具体的にはまず頭のてっぺんに意識を集中させていく。

その頭のてっぺんの感覚を、ただありのままに、そのときに感じる感覚だけをただ感じていく、見ていく。

 

そこから超ゆっくりと、ジワジワジワ~っと、頭のてっぺんから頭まわりへ。

頭まわりから目、耳、鼻…といった順番に、上から下に感覚を移動させていく。

 

 

ヴィパッサナー瞑想のやり方の説明では、

「頭のてっぺんに水滴を垂らして、それがツツーっとだんだん下に垂れていくのをイメージしていきなさい」

と教えます。

 

「ツツーっと」ってのは自分でつけ加えましたが( ‾▽‾)

だいたいそんな説明。

 

 

頭のてっぺんに垂らした水滴が、顔のあたりを伝ってジワジワジワ~っと下に降りていく。

 

そのうち肩のあたりに垂れて、腕のあたり、胸のあたりにも垂れていく。

 

そしてお腹、背中、足の方に向かってもだんだんと垂れていく。

 

足先までいったらまた頭のてっぺんに戻ります。

 

 

これをひたすら繰り返していく。

 

 

5日以上も。

 

ただひたすらに。

 

 

すごいですよね。

 

 

気がおかしくなりそうやわ~、

 

とお思いの方はホントにおかしくなるかもしれないので、参加しない方がいいでしょう。

 

 

何それ?面白そう☆

 

という方はやってみてもいいかもしれませんね。

 

 

では、その身体の感覚をただひたすらに感じる続けるヴィパッサナー瞑想。

それを続けていくとどんな効果があるのか??

 

それについて次で説明していきましょう。

 

〇ヴィパッサナー瞑想の効果

ヴィパッサナー瞑想の効果とは、いちばん大きいのはヴィパッサナーの目的でもある、「心の浄化」ですね。

 

・心の浄化になる

ヴィパッサナーで、ただひたすらに自分の身体の感覚を観察していくことで、身体に付着した感情的記憶、‟サンカーラ”が解消されていきます。

 

これは心理カウンセリングや退行催眠など、心理セラピー、ヒーリングを受けた効果に匹敵します。

 

それを、他者を介さず、自分だけでやれる。

 

自分の意識をヒーリングのパワーとして使い、じっくりと観察していくことで、その意識の力をカラダに届けていく。

 

そうすることによって、ひいては感情の浄化、特に過去の感情、トラウマといったもののヒーリングになります。

 

 

これを、10日間というコース期間の半分以上をヴィパッサナー瞑想に費やすことにより、かなり深いレベルにまで働きかけてゆくことができます。

 

これは集中の度合いが高まれば高まるほど効果は増すと思われます。

 

なので、このヴィパッサナーの心、感情の浄化をより効率良く進めるいは、最初の3日半に行う、「アーナパーナ瞑想」で、しっかりと集中力を磨いておくことが重要にもなってきますね。

 

・カラダの浄化にもなる

これはヴィパッサナーの目的でもある「心の浄化」を進めていく上で、必然的に得られる効果ですね。

 

心の浄化のために身体の感覚を見つめるわけですから、身体そのものを直接癒していくことにも繋がる。

身体の軽い不調なら、このヴィパッサナー瞑想で解消されるでしょう。

(ただ、座り続けることによる別の不調が出てくるかもしれませんが…(^_^;))

 

身体に意識を届けることで、身体の細胞自体が活性化し、カラダの‟自己修復能力”を引き出してゆきます。

そうすると、身体が元気になる上に、バランスが崩れた状態を回復することに繋がります。

 

なので、ヴィパッサナーの10日間コースを終えた後は、心ももちろんですが、身体が軽くなったように感じる人が多いです。

自分もそうでしたね。

 

・集中力がつく

これもヴィパッサナーを実践する上で、必然的に得られる力と言っていいでしょう。

 

なにしろ最初の3日半はただひたすらに呼吸を見つめ続ける。

 

これだけでも充分な集中力がイヤでも身に付くのは想像に難くないでしょう。

 

 

そこからさらに5日半、今度は対象を変えて、自分の身体の感覚だけに集中していくので、よりいっそう集中力がつくことうけあいです。

それも感じた身体の感覚を移動していくということをやるわけですから、より高度な集中力がつきますね。

 

これは日常の仕事などに大いに役立つ能力だと思います。

 

・意志力がつく

これは物事をやり通す力だったり、忍耐力だったりしますね。

 

まずそもそも10日間、山奥に引き籠って、ほとんど喋らず、瞑想に集中するということをやり遂げたことだけでも、大いに自信が付きますよね。

 

途中帰りたーい、とか抜け出したーい、などの弱気が出てくることもありますが、それでも「続ける」という意志のもとやり遂げるわけですので、一つのことを貫徹する意志の力が付きます。

これは大きいですね。

 

 

さらに、1日3回のグループ瞑想では、1時間丸々、瞑想ホールに留まり、身体をほぼほぼ動かさないということが要求されるわけです。

 

ですので、それをやり遂げる。

身体の痛みとか、痒みとか、眠さとか、そういうものに打ち克ち、瞑想を続けるので、忍耐力がつきます。

そして、これ1時間やり遂げるという、意志の力が身に付くことになります。

 

それを1日3回、10日間もやれば、慣れていくし、精神的にも強くなっていきますよね。

 

・その他の効果

あとは、日常の生活や仕事を離れて、10日間山奥で過ごすので、大きなリフレッシュ効果が期待できます。

 

そして参加者との関係もできるという副次的な良さもありますね。

 

コース中はほぼ喋らないとは言え、最後の日は他の参加者と話すことが許されます。

そのときの会話を通じて、友達ができます。

自分も未だに連絡を取り合っている友人がいます。

 

10日間のコースをやり遂げた‟仲間”的な意識も芽生えるんですよね。

 

 

あとは人それぞれになってくるかと思いますが、コース中はベジタリアン食なので、胃腸のデトックスになったりとか、そんな効果もあるかもしれません。

 

感覚が鋭敏になるというのも、集中力が付くことから派生する効果の一つですね。

 

〇慈悲の瞑想とは?

ただひたすらに、呼吸を見つめ、自分の身体の感覚を見つめ続けるヴィパッサナー瞑想の10日間コース。

 

この様相は、最終日の瞑想と、その後の時間により大きく変わります。

 

それが最終日に教わる、慈悲の瞑想です。

 

 

最終日に教わるこの瞑想法は、まず自分に対して慈悲の心を念じます。

 

そしたら、それを他者に向けて対象を広げていく。

 

最後は生けとし生けるもの全てにまで、その慈悲を向ける対象を広げていきます。

 

 

生けとし生けるものすべてが幸せでありますように。

 

世界が平和でありますように。

 

と願っていくわけですね。

 

 

ヴィパッサナー瞑想では、ただひたすら自分だけを対象に、意識を没入させ、集中して自分自身の感覚を感じてきたわけです。

 

それを今度は他者や世界に意識を向けて、そこに向かって慈悲の心を向けていく、そんな瞑想になります。

 

 

10日間瞑想の修行をしたわけだけれども、コースを離れれば日常に戻っていくことになる。

すぐに仕事に行かなければいけない人もいるでしょう。

 

そんな人のための、‟俗世”に戻るための準備、みたいな意味もあるのでしょう。

 

・「聖なる沈黙」の解除!

なので、この慈悲の瞑想が終わった後は、他の参加者と会話してはいけないという「聖なる沈黙」が解除されることになります。

 

もうすごいですよ。

 

みんな一斉にしゃべり出す。

 

めっちゃうるさいです( ‾▽‾)

 

 

それまでの9日間、存在としてはなんとなく認識していた他の参加者たち。

 

まずはここにきてようやく自己紹介から始められるわけですね。

 

 

なんか一気に仲良くなれますよ。

 

苦難を共に乗り越えた、仲間意識みたいなものもありますしね。

 

 

自分も仲良くなった参加者の方と、コース終わった後ご飯食べに行ったりもしました。

 

コース後、プライベートで会って話した方もいますし、お宅に泊めてもらった方もいます。

 

 

そんなときは決まって‟瞑想談義”をするんですけどね。

 

普段の生活ではなかなかできない話題だったりするので、めっちゃ盛り上がります☆

 

 

では、最後にまとめをしていきましょう。

 

◇まとめ

〇ヴィパッサナー瞑想とは身体の感覚をただひたすらに「観察する」瞑想法

〇ヴィパッサナー瞑想の目的は、心の浄化、心の治療にある。

〇京都と千葉でヴィパッサナー瞑想の10日間コースが開かれている。

〇コース中に参加者が守らなければならない規律がある。

〇コース中のプログラムについて。朝から晩まで、1日10時間以上瞑想する。

〇コース中に教わる3つの瞑想法についてのやり方

・呼吸を見つめる「アーナパーナ瞑想」

・身体の感覚を感じ続ける「ヴィパッサナー瞑想」

・他者や世界への慈しみの心を養う「慈悲の瞑想」

〇ヴィパッサナー瞑想10日間コースを完遂することの効果

についてお伝えしてきました。

詳細は各項のところをご参照ください。

 

ヴィパッサナー瞑想、今や全世界に広がり、日本でも人気の高い10日間の瞑想コース。

 

それに一度は参加したいっ!という方は意外と多いのではないかと思います。

 

そんな方に、私の体験談がお役に立てば嬉しく思います。

 

 

それではっ!

 

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