ガネーシャ、シヴァ、カーリー~インドの神様人気ベスト10!〜インド神話を紐解く

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インドを旅していると、実にたくさんの神サマに出会います。
その中には、これホントに神様?

と言えるようなものも多かったり。

 

象だったり、猿だったり。

 

それならまだしも、

いかにも見た目恐ろしい、鬼のような神サマがいたり。

 

何じゃこりゃー⁉

と思うような神サマにもときには出会います。

 

でも、案外そんな神サマがインド現地では人気だったり。

わからんもんです。

 

 

というわけで、謎多き、インドの神々たちの世界をご案内しましょう。

 

多種多様のインドの神様の中から、僕がインドを旅しながら、なんとなく肌で感じてきた、

人気の高いと思われる神サマたちを、勝手にランキング化してお伝えしよーと思います☆

 

 

では、まず堂々の第1位から!

 

目次

◇ガネーシャ~商売繁盛!ご利益のある神サマ

ガネーシャ インド

デデ~ン。

 

象やないか。

 

オマエ、象やないか。

 

 

いや、よく見てくださいよ。

 

象なのは顔だけです。

首から下は人間なんですよ。

 

いや、手が4本あるから人間ではないか。

 

 

この象の神サマ、ガネーシャには誕生秘話!というものがありましてですねぇ、

それをお話ししましょう。

 

〇ガネーシャ誕生秘話!

ガネーシャはもともと、後に紹介する、シヴァパールヴァティーという神様夫婦の息子でした。

 

まぁ、実際はパールヴァティーが自分の一部から作ったということなので、パールヴァティーの息子(分身?)と言った方が正確かもしれません。

 

シヴァの奥さんであるパールヴァティーは、自分がおフロに入っているとき、

いつもシヴァが覗きに来るのに頭を痛めていましたと。

 

「あ~あ、お風呂ぐらいゆっくりはいりたいな~」

 

と思ったパールヴァティーは、一計を案じます。

自分の垢を集めて(きったね)人形を作り、そこに命を吹き込んでガネーシャを作ったのです!

 

なるほど、そいつにお風呂の番をさせようってことですね。

考えましたね、パールヴァティーさん。

 

このときのガネーシャは、まだ普通の人間のような様相でした。

 

 

ところが…

 

いつものように入浴中のパールヴァティーを訪ねてきたシヴァに、作られたばかりのガネーシャが立ちふさがります。

 

「ここは通しませんよー」

 

と。

 

シヴァは言います。

 

「あん?誰だてめぇは。

この俺様のジャマをする気か??」

 

と。

 

 

そして譲らない両者の間で壮絶なバトルが始まります。

 

シヴァは破壊の神ですから、相当強いハズ。

 

でもガネーシャも強かったようですね。

 

だって、シヴァはヴィシュヌの助け(維持の神)を借りて、ようやくガネーシャに勝ったという話なので。

 

ってことは、タイマンならガネーシャの方が強いのか??

 

なんて疑問も出てきますが、まぁ置いときましょう。

 

 

そんなこんなで激しい戦いの末、シヴァはガネーシャの首を切り落とし!(ひぇ~)

無事勝利を得ます。

 

たかが奥さんのお風呂を覗くためにそこまでするってのが凄いですが…

 

 

そこに、そんなことは露ほども思わず、のんびり入浴を楽しみ終えたパールヴァティーが出てきます。

 

首を切り落とされた、息子ガネーシャの憐れな姿を見て、パールヴァティーは嘆き悲しみます。

 

「おぉ、アンタ、なんてことするの!

オヨヨヨヨヨヨ…」

 

と。

 

愛する妻が嘆き悲しむ姿を見て、さすがのシヴァも悪いと思ったのか、

 

「わかったわかった。そう泣くでない。

新しい首を付け替えてあげるから」

 

となだめます。

 

 

そして部下にこう命令します。

 

「最初に見つけたものの首を持ってこい」

 

と。

 

 

そしたらそれが象だった!

 

ってな話です。

 

 

その部下も無能ですね。

いや、シヴァの指示が悪かったのか。

 

そしてそれでもその象の首を付けちゃうところが、インド的というか、面白い。

 

 

そもそもサイズが合うのか?

なんて疑問は持つだけムダですね( ‾▽‾)

 

 

そんなガネーシャが、インドでなぜそれほどまでに人気があるのでしょうか?

 

〇ガネーシャがインドで一番人気の理由

それは、ガネーシャが商売繁盛のご利益のある神サマだからなんです。

 

 

なんでもそのでっぷりとしたお腹が、豊かさを表していているからなんだと言いますが、

 

そんな理由でええんかい!

 

って気もしますね。

 

まぁ、いいんでしょう。

 

 

だから、インドでお店とか行くと、

このガネーシャの絵を飾っているところがとても多いです。

 

タクシーとか乗ってもよく飾ってある。

 

 

人の名前にも使われていて、

 

自分は南インドで、ガネーシャさんからガネーシャの置物を買ったことがあります( ‾▽‾)

ガネーシャを売るガネーシャ氏

そうそう、この人。

 

 

そんなガネーシャ

 

おそらく堂々の人気No.1!

ってことでいいかと思います。

 

 

ちなみにいっときベストセラーになった

『夢をかなえるゾウ』

って本がありましたが、

夢をかなえるゾウ

あれに出てくるゾウの神様がガネーシャですね。

 

読んだことはないですが、確か関西弁しゃべるんですよね。

 

 

では続いては第2位の発表!

 

◇シヴァ~破壊を司る好色な神!

ジャジャ~ン。

シヴァ

シヴァ!

おお~、かっくいー。

 

イケメンです。

シヴァの像にはイケメンが多いですね。

 

ガネーシャがいなければ1位になれたのに…

 

「なんであんなデブ象なんぞに

この俺が負けなきゃならんのだ!」

 

とシヴァ様もご立腹です。

 

タイマンじゃぁ勝てなかったんだから、それもしょうがない??

 

〇三大神の一人!破壊の神シヴァ

そんなシヴァ様は、創造の神ブラフマー、維持の神ヴィシュヌと並んで、

三大神の一つとして数えられています。

 

シヴァが司るのは破壊!

 

どがーん!ばごーん!

と、ありとあらゆるモノを破壊しまくる。

 

ひぇー、そんな神サマ嫌じゃ~

 

と思いません?

 

 

でも破壊なくして新たな創造はないわけです。

 

古い建物は壊さなきゃぁ、新しい建物を建てられない。

 

生命も、死んで滅びることによって、また次の生命へと受け継がれてゆく。

生物が死ななかったら、この世は生物で溢れてパンクしちゃいますからね。

 

そんな破壊神、シヴァ。

 

破壊する神だからか、ちょっと強そう、怖そうなイメージもあります。

だからこそ人々を惹きつける魅力があるとも言えるかもしれません。

 

ほら、高校生ぐらいの女の子って、ちょっと悪そうな男子に憧れたりするじゃないですか?

 

あんな感じ。

 

 

その強そうなイメージ通り、いろんなエピソードの中でもよく戦ってます。

 

先ほどのガネーシャとの戦いしかり、

ブラフマーの頭を1こ切り落とした、なんて話もありますし、

魔神3兄弟を殲滅した、なんて話もあります。

 

 

かと思いきや、女神ガンガー(ガンジス河の神)がこの世に降臨するときに、

人々に被害が出ないよう、自分の髪を使って地上に優しく流してあげた、

なんてエピソードもあります。

 

なんや、優しいやんか、シヴァ。

 

〇シヴァの大切な〇〇~シヴァリンガ信仰とは?

あと忘れてはならないのが、

シヴァリンガ信仰。

シヴァリンガ 砂浜 カーニャクマリ

インドでよーく見かける

こんなヤツ。

寺院でもよく見かけるし、お土産屋さんでもよく見かける。

 

こんなして砂浜に埋まってるやつもある。

 

 

これはシヴァの身体の一部の象徴なんですが、なんの部分かわかります?

 

答えはあそこです、あそこ。

 

以上!

シヴァ

でもこのシヴァさんの聖なるあそこは、インドでもの凄く人気が高い。

 

先のパールヴァティーの入浴をしきりに覗こうとしたエピソードのように、

シヴァが好色であった、というのも一つの理由なのでしょうが、

こんな話もあります。

 

ある日、創造の神ブラフマーと維持の神ヴィシュヌが、

「どっちが最高の神か?」

でモメてたらしいです。

 

「オレが一番だ!」

 

「いや、オレだ!」

 

って、小学生かっ!

 

とツッコみたくもなるのですが。

 

 

そんな口論中に、突然超~ビッグな、シヴァのあそこ(リンガ)が現れたと。

 

そのあまりにもすごい大きさに圧倒された二人は、

 

「このリンガこそが自分たちより偉大な存在である」

 

と、畏れ参ったのだと。

 

 

というのがシヴァ崇拝者たちによって都合よくフィクションされたお話。

 

逆にヴィシュヌ派からすると、

シヴァはあまりにも好色だから、リンガの形でしか崇拝されなくなった

と、逆にシヴァを貶めるようなエピソードを作ったりする。

 

大人げないな~。

どっかの国の大統領選挙じゃないんだからさ。

 

まぁ、面白いからいいですが。

 

〇踊りも一流なシヴァ☆

ちなみにこれも有名な踊るシヴァ神の像。

踊るシヴァ神

これもよくお土産屋さんに置いてたりしますね。

 

シヴァの踊りは、

永遠に続く宇宙の再生と破壊を表しているものなんだそうです。

 

へ~、すごいな~。

踊ってるだけで。

 

 

そんな人気も高いし、エピソードも多いシヴァ神。

 

でもガネーシャに負けてあえなく2位!

 

「ざけんな!

オレ、こんなに頑張ってるのに!」

 

とか言ってそうですよね。

 

お前なんかただ太ってて座ってるだけじゃねーか!」

 

みたいな。

 

 

でも人気は結局民衆が決めるもの。

お金という現世利益には、さすがのシヴァも勝てなかったか…

 

というわけで第2位のシヴァさんでした!

 

 

続いて第3位!

 

◇ヴィシュヌ~すべてを包み込み、10の化身を持つ神

ヴィシュヌ

ヴィシュヌ!

 

顔いっぱいありますね~。

手もいっぱいありますね~。

すごそうですね~。

 

シヴァには後塵を拝しましたが、さすが三大神の一人ヴィシュヌ。

 

シヴァが破壊を司り、争いを好む神であるならば、

ヴィシュヌは心穏やかに、全てを見守り、慈しむ、

そんな優しい~神サマでしょうか。

 

とは言えヴィシュヌもときには激しく戦ったり。

 

先に挙げたシヴァvsガネーシャの戦いに、シヴァについて参戦したり。(くだらんとは思わなかったのか)

創造の神ブラフマーと口論したり。

 

あとは、後に挙げるヴィシュヌの化身たちもよく戦ったりしますね。

ヴィシュヌはあくまで優しく見守り、化身たちに戦わせる、って構図もあるのかもありそうですが。

 

〇ヴィシュヌの10の化身たち!

インドでのヴィシュヌ人気は、その化身たちにあると言ってもいいかもしれません。

 

もう、そうそうたるメンツを集めて、その化身としてしまっている。

 

このへんは、他の流派の神の伝説を、ことごとくヴィシュヌの下に組み入れるという、

ヴィシュヌ派の小賢しい(?)戦略があったとも言えるのでしょう。

 

だってズルいですもん。

 

クリシュナとかラーマとか、インドでも昔から人気の高い神サマを傘下に入れーの、

仏教派も取り込むために、ブッダまで化身にしちゃうんですから。

 

そりゃーズルいでしょ。

 

と僕個人は思います。

 

 

その化身たちには動物に身を扮してるものも多い。

・マツヤ(魚)

・クールマ(亀)

・ヴァラーハ(猪)

・ヌリシンハ(顔がライオン)

・カルキ(馬)

 

あとは人の姿をした

・ヴァーマナ

先に挙げた

・クリシュナ

・ラーマ

・パラシュラーマ(斧を持ったラーマ)

そして

・ブッダ

と。

 

全部で10こ。

 

うわ~欲張り~。

 

 

あとは化身ではないが、猿の神ハヌマーン、鳥の神ガルーダといった忠実な配下もいる。

ガルーダに乗ったヴィシュヌの像も人気ですね。

ガルーダに乗るヴィシュヌ

こんなやつ。

 

インドでもこれのカラフルな彫刻とかたまに見かけました。

 

 

と、そんなちょっと欲張りでズルいんじゃないの~

的なヴィシュヌさんが第3位!でした。

 

 

続いての第4位は??

 

◇クリシュナ~神々髄一のプレイボーイ☆

クリシュナとルクミニー

はい、先ほどのヴィシュヌの化身の一人としても登場したクリシュナです。

 

名前がかっこいいですよね、クリシュナ。

自分はこの名前の響きが好きです。

 

インドでも人の名前によく使われます。

 

 

一般人でも多いですが、

 

有名人の中でも、例えばクリシュナムルティとか。

バクティヨガを極めたとされるラーマ・クリシュナ・パラマハンサとか。

 

ラーマもクリシュナも使っちゃってるよ、贅沢っ!

 

 

ヒンズーの聖典ともされる、『バガヴァッドギーター』に登場することでも有名なクリシュナさん。

 

一応実在の人物(紀元前7世紀頃)とされていますが、インドではほぼ神扱いですね。

 

お釈迦様やキリストさんとはちょっとイメージ違うもんなぁ。

 

 

まぁ、ブッダもヴィシュヌの化身として、神の一つという扱いにはなってますが、

ブッダの方は、実際の人物という感が強い。

 

それに比べてクリシュナの方は、昔から神格化が進んで、

今やインドではほぼ神の一人としての地位を確立している。

 

 

さて、そんなクリシュナは、どんな神サマだったのでしょうか?

 

〇1万6000人の妻をめとったスーパー・プレイボーイ!

クリシュナと言えば、超プレイボーイなところがクローズアップされたりする。

 

若き日のクリシュナは、月夜の晩に多くの牛飼いの女たちと、

6ヶ月にも渡る踊りを通じて愛を交わしたんだそうな。

 

長いなっ!

 

 

それだけならまだ可愛いもんだが、

 

もともと国の王子だったクリシュナは、

悪魔たちとの壮絶な戦いの末勝利し、ついにはその国の王となる。

 

そのとき、悪魔にさらわれていた1万6000人もの若い女性たちを救い出したときに一目で虜にし、

彼女たち全てを妻にしたというんだからまたスケールがデカい。

 

そして彼女たちそれぞれと、10人の息子と1人の娘をもうけたんだそうな。

 

ってことは、計算すると、1万6000人×11で、17万人以上の子どもがいたってわけか。

 

桁そのものがアホらしいというか、インド人的大胆さというか、

ま、常識外れな数字ではありますが、神だからしょうがない。

 

 

でもそんなハーレム状態にもそのうち飽きたのか、

最後は一人の妻、ルクミニーを愛し続けたといいますね。

 

それが絵にもある、クリシュナに寄り添う女性ですね。

 

 

そんなクリシュナですが、幼少の頃から数々のエピソードを残してたりします。

 

〇インドでも人気!ベイビー・クリシュナ☆

ベイビークリシュナ

可愛いですね~。

赤ちゃんというか、幼少期のクリシュナ。に

 

この頃から強かったらしいですよ。

 

赤ちゃんのクリシュナに、お乳をあげるフリをして毒を飲ませようとした女悪魔から、

逆に相手の命そのものを吸い出して倒したんだそうな。

 

 

あとはヤムナー河に住む凶悪な毒龍を捕まえて、

その頭の上で踊りを踊って打ち負かしたりとか。

 

やるな~、ベイビー・クリシュナ。

 

 

まーでも、ヤンチャだったっぽいですよね。

 

牛乳をしぼった桶をわざとひっくり返したり、

チーズやバターを盗み食いしたりして、

しょっちゅう叱られていたそうです。

 

でも懲りずにまたやる、みたいな。

 

 

そんな赤ちゃんの頃から大人気なクリシュナが、インドの神サマ第4位にランクイン!

 

 

さて、続いて第5位はーー??

 

◇ラーマ~名作『ラーマーヤナ』の主人公!

ラーマ 『ラーマーヤナ』の一場面

もともとは古代叙事詩である『ラーマーヤナ』は、成立後2000年近く経った今も、インド民衆に大人気である。

 

特に冒険的な物語調なので、子どもにも人気が高い。

ラーマーヤナを扱った絵本や、テレビドラマ、テレビアニメまである。

 

その主人公ラーマは、当然人々にも人気の高い神サマなのだ。

 

 

ラーマは、クリシュナとかと比べると、真面目で正統派なヒーロー、っていう印象を受けますね。

 

それでは一大叙事詩、『ラーマーヤナ』の物語をザっと見てみましょうか。

 

〇インドの大冒険活劇!『ラーマーヤナ』

その昔、地上と神々は強大な力を持つ魔神ラーヴァナによって苦しめられていた。

 

ラーヴァナはなんと、修行により、神にも悪魔にも殺されない力を得ていたという。

 

 

なんや、そんなの反則やん!

 

と思えるほどの、インド神話でよくあるチート能力を持つ魔神であったが、

そこは、それだからゆえに話が盛り上がるというもの。

 

じゃあこのラーヴァナに勝てる者は、神の力を持つ人間しかいない!と神々は考えた。

 

そうなの?

神で勝てなくて、神の力を持つ人間なら勝てるの?

それどういう原理?

 

などとツッコんでみても埒があかないことはもはや明確なので、先に進もう。

 

 

というわけで、慈しみの神ヴィシュヌさんの登場!

 

ヴィシュヌは神々の懇願を受け、当時苦しめられていた国の王子として生まれることにした、ってなわけ。

 

 

なるほど、それなら神でありながら人間でもあるわけだ。

あったまいー。

 

 

でもラーマには異母兄弟たちがいて、王位継承争いに敗れて森へと追いやられちゃうんですよね。

義理の母親から、自分の子どもを次の王にしたいからといって恨まれて騙されてしまう。

 

それによって、森へと追放されてしまう。

すでに妻となっていたシーターとともに。

 

あぁ、かわいそうなラーマとシーター。

 

でも物語の主人公たるもの、逆境をバネに、そこから巻き返していくのでR(あーる)!

 

 

その後ラーマの愛する妻シーターは、魔神ラーヴァナにさらわれてしまう。

 

それをラーマが奪還しに行くんですね!

冒険物語っぽい!

 

どっかの髭のオジサンのアクションゲームっぽい!

 

 

まぁでも、さらわれたお姫様を助けに行くシチュエーションは、昔からハラハラドキドキするんですね。

 

もしかしたらその設定を最初に作ったのは、成立した年代(紀元3世紀頃と言われている)を考えても、

実は『ラーマーヤナ』が初めてだったりして?

 

厳密に言うとシーターは姫というより妻ですけどね。

 

 

そうしてラーマは、途中猿の軍勢という強力な援軍の助けも受け(ハヌマーン大活躍!)、

最後はラーヴァナを討ち取り、無事シーターを助け出すのでありました。

 

そしてラーマは、ラーマの森への追放後、悲嘆の中死んでしまった王様の後を継ぎ、新しい国王となるのでありました。

 

ワー。やったー。

パチパチパチ~。

 

 

がしかし…

 

〇ラーマ国王即位!その後…

それが完全なハッピーエンドで終わるというわけでもないんですね。

 

ラーマは国王に即位後、シーターに疑いの目を向けるんですね。

 

「シーター、お前、ラーヴァナのとこにいたとき、ホントに何もなかったか?

ホントはラーヴァナとの間に何かあったんじゃねぇか??」

 

と、シーターの貞潔を疑ってしまうわけですよ。

 

そしてその猜疑心に苦しんだラーマは、ついにはシーターを王宮から追放してしまう。

 

シーターはホントは貞潔を守っていたのに。

 

 

シーターは追放された後、とある聖者にかくまわれて暮らすわけですが、そこでラーマの子どもを2人産みます。

 

それを知り、ラーマは再びシーターに対して、

シーター自身の貞潔の証明を申し入れます。

 

「おめ、それホントにオラの子け?

ラーヴァナの子じゃねぇのけ?」

 

と。

 

 

そこでシーターは大地に向かって訴えます。

 

「もし私が貞潔であるならば、

どうぞこの私を受け入れてくださませ」

 

と。

 

 

すると大地が割れ、女神が現れると、シーターの貞潔を認めます。

 

そしてシーターはそのまま、大地の中に消えていくのです。

 

 

「おおぉ、シーター。

君を疑ってすまなかった。

私はシーターの貞潔の証明を知ることはできたが、

同時にシーター、君を永遠に失ってしまったのだ…」

 

深く嘆き悲しむラーマ。

 

ラーマはその後、生涯新たに妃を迎えることなく、世を去ったのでした。

 

チャンチャン。

 

 

おおぉ、切ねぇ!

 

なんと切ない終わり方。

 

 

って、最後のセリフは自分が適当に作りましたが( ‾▽‾)

 

たぶんそんな感じでしょう。

書いてて切なくなったもんな。

 

 

ただ最後どこで終わるかに関しては、いろいろあるそうですね。

 

子ども向けのお話なんかは、シーターを奪還して、ラーマは王になりました、メデタシメデタシ。

で、終わってるパターンもあるようです。

 

だって子ども向けのお話で、

 

「シーターお前、ラーヴァナとの間に関係があったのか?」

 

みたいな展開になったら微妙じゃないですか。

 

性に関しては結構厳しい国ですしね、インド。

 

なのに神サマは自由奔放。

やりたい放題ときたもんだ!

 

まぁその辺は、インド人の抑えがちな欲求や衝動というものを、

神サマに投影しているとも言えるのかもしれませんが。

 

 

と、それはさておき、そんなラーマのお話でございました。

 

インドで大人気のお話の主人公。

そりゃラーマ自身も人気出ますよね。

 

そんなラーマが第5位でした!

 

 

続いて、第6位は!

 

ひぇぇ~、で、出たっ!!

 

◇カーリー~これも神様⁉女神デーヴィの暗黒面

カーリーとシヴァ

ギャーー、こ、怖い~~。

 

え?コレが神??

コレが神サマですかっ⁉

 

と、自分がインドの神々に触れて、

一番衝撃的だったのが、このカーリー様でした。

 

最初ホント意味わかんなかったもんな。

なんでこんないかにもコワいのが神サマなんだ??

 

 

しかもインドでそこそこ人気のある神サマらしいし。

なんで?なんでこんな怖い神サマ信奉するん??

 

みたいな。

 

〇見た目は恐ろしいが、人気のある女神様☆

カーリーが見た目も性格も(?)恐ろしいのは、それが女神のもつ一側面であるからです。

 

もともとの女神の源流‟デーヴィ”という存在がいて、その化身としてパールヴァティが生まれました。

シヴァの奥さんですね。

 

カーリーは、そのパールヴァティの暗黒面を象徴していると言えます。

 

 

人間誰しも、憎しみを持ったり、自分でも目をそむけたくなるような一面を持っていたりするものです。

 

カーリー様はそれをまさに代弁しているのでしょうね。

 

人が心の奥深くに潜めておこうとしている、人間の持つ残酷な部分、

それの一つのカタルシス(感情浄化)として、カーリーさんは生み出されたのかもしれません。

 

 

インドに初めて来たときなんてのは、

そのカーリー様の衝撃的なお姿に、畏怖と同時に深い興味も覚えたもんです。

 

すげーな!この神様!

すげーな、それを信奉してるインド人!

その国インド!

 

みたいな。

 

他の国じゃー、なかなかないですよね。

 

あったとしても、どっかに隠されてそう。

 

それを大っぴらに、誰でも見えるところに飾ったり、

あまつさえ有難がったりするもんだからまたスゴい。

 

世界でもホント独自の文化を持つ国インド、なんだと思います。

 

〇シヴァをも踏みつける恐妻カーリー!

そんなカーリー様。

あまりにも破壊が大好きで、止まらなくなってしまった。

 

そんな暴走したカーリー様を止めるため、われらがシヴァが身を挺し、

カーリーに踏みつけられることで、その暴走を食い止めた、ってなわけだそうです。

 

 

カーリーはシヴァの奥さんであるパールヴァティーの化身みたいなものなので、

カーリーにとってもシヴァは旦那のようなものでしょうか。

 

その旦那を踏みつけているのに気づいて我に返り、

 

「あ、シヴァ。

踏みつけちゃってゴメンね。

テヘペロ☆」

 

とか言って、舌を出したんだそうです。

 

ホンマかいな?

 

 

ま、テヘペロはともかく、一応そういう伝承が残っているようですね。

 

 

また踏まれているシヴァの顔もちょっと嬉しそうだったりするんですよね。

 

マゾかっ!

 

 

さて、そんなカーリー様が第6位!

 

続いて7位も、戦い好きな女神様ですっ!

 

◇ドゥルガー~神々中最強⁉ライオン(トラ)に跨った戦いの女神

ドゥルガー

ドゥルガーさん。

 

ドゥルガーさんも、先のカーリー様と同じく、シヴァの奥さんパールヴァティーの別側面と言われています。

 

このドゥルガーさんがさらに怒って、カーリーを生み出したともされています。

 

 

絵とかだと、優しそうな笑みをたたえているが、

その手には数々の神々の武器を持ち、

ライオンに跨った姿。

 

って、アレ?これトラやん。

 

 

ま、いいかトラでも。

ライオンが定番なんすけどね。

 

世界最強動物決定戦(雑誌『小学〇年生』の企画)で、

ライオンvsトラは一勝一敗ですからね。

 

しかもどっちも優勝候補のティラノサウルスを倒している。

 

って、何の話やねん。

 

〇ドゥルガー無双!悪魔アスラとの戦い

さてドゥルガーさん。

 

神さまたちが、アスラっつーめっちゃ強力な悪魔に攻められたとき、

シヴァ、ヴィシュヌたちは

「うりゃっ!」

って感じで自らの身体から光を発したんだそうな。

 

その光が混ざり合わさり、一人の女神、ドゥルガーを生み出したんだとか。

 

 

自分らで戦えばええがや、

とも思うが、まぁいいだろう。

 

 

そうして生み出された戦いの女神ドゥルガーは、神々から譲り受けた武器を駆使し、

無事悪魔アスラを撃退したとのこと。

 

最後はシヴァの武器、三叉槍(さんさそう)でトドメを刺したと言われております。

シヴァ

この後ろにあるやつっすね。

 

ちなみにサンスクリットでは「トリシュル」という、かっこいい名前が付いている。

 

 

このトリシュルでグサーーッとひと突き。

 

 

そんなドゥルガーさん。

 

シヴァやヴィシュヌでも勝てなかった相手に打ち勝ってしまうあたり、

 

実はいちばん強ぇえんじゃねぇか?

 

とも噂されています。

 

 

神々異種格闘トーナメントでもやったら、

確実に優勝候補に挙がりそうですね。

 

ドゥルガーvsカーリーとか闘わせてみたい☆

 

そんなドゥルガーさん。

 

インドでもドゥルガー寺院とかあるし、

色とりどりのインド式彫刻や石像もよく見かけます。

 

お土産屋さんのグッズでも人気ですね。

 

そんな最強!の呼び声の高いドゥルガーさんが第7位!

続いて第8位はっ?

 

◇ハヌマーン~『ラーマーヤナ』のスーパーヒーロー猿!

ハヌマーン

ワイは猿やっ!

ハヌマーン猿やっ!

 

ってな具合で、先のラーマの物語のときにも登場した怪力ヒーロー、ハヌマーンが第8位っ!

 

このへんになると微妙なんですけどね。

 

一応カーリーからの流れでドゥルガーを7位にしたところがあるけど、

もしかしたらドゥルガーより人気があるかもしれないです。

 

6~8位あたりは実質そんなに差はなさそう。

 

 

このハヌマーン様、スゴいです。

 

山、持ち上げてます。

 

〇山をも持ち上げる怪力ハヌマーン!

『ラーマーヤナ』のくだりで、

魔神ラーヴァナとの戦いで致命傷を負ったラーマを助けるべく、

ハヌマーンは特別な薬草を取りにヒマラヤへと向かいます。

 

しかしお目当ての薬草がなかなか見つからず、

 

「ええーい、こんなチマチマ探してられるかっ!

山ごと持って行ってしまえーーっ!!」

 

と、山を持ち上げているシーンが、よく絵とかに登場する有名なハヌマーンの姿。

 

 

それでその山どうしたんだろう?

 

まさか山ごとラーマに飲ませるわけにもいかんし、

結局山ごと持ってって、後からチマチマ探したんだろうか?

 

とまぁ、常識的な疑問は何の役にも立たない、ツッコミどころ満載のインド神話なので、

そこはスルーしておきましょう。

 

 

しかもその薬草、月の光を浴びると効果がなくなっちゃうということで、

まさに月が昇ろうとしていたとき、

なんとハヌマーンは月を飲み込んでしまったんだそうな。

 

……

 

ツッコまないよー。

 

 

ま、そんなハヌマーンのおかげで一命を取り留めたラーマは、

結果ラーヴァナとの戦いに勝利を収めるのであった。

 

メデタシメデタシ。

 

 

お茶の間でも人気の高い『ラーマーヤナ』。

その中でもハヌマーン人気はラーマに追随するほど高い。

 

 

子どもたちにとっては大ウケでしょうね。

 

すげー、ハヌマーン!かっくいー!!

 

みたいに。

 

『ラーマーヤナ』ごっことかやってそうですね。

 

そんでみんなハヌマーンをやりたがる。

 

「オレじゃあハヌマーン!」

 

「あ、ズルい!じゃあオレ、ラーマ!

お前ラーヴァナやれよー」

 

とか言って遊んでそうですね。

 

 

そんなハヌマーン。

 

彼にはもう一つの名シーンがある。

 

〇胸をも切り開く忠義の猿!

ラーヴァナとの戦いを終え、

ラーマこそ使えるべき主君だと確信したハヌマーンは、

それを猿の王様に伝えた。

 

するとその猿王は、

 

「それならば、そのラーマへの忠誠の証を見せてみるがよい」

 

とハヌマーンに命じた。

 

 

するとハヌマーンは、即座に自分の胸を切り裂き、

それを自分の手でグイっと広げてみせた。

 

そこにはなんとラーマとシーターが鎮座しているではないか。

胸を開くハヌマーン

おおお、ハヌマーン!すげぇ

 

まぁ、その見せ方がそもそもインド的というか、

やり過ぎ感満載な感じもしますが。

 

 

でもまさに一点の曇りのない純粋な忠誠心。

忠義の猿、忠猿ですね。

 

 

それでいて、人を食ったような、イタズラ小僧のようなところもある。

 

『西遊記』に出てくる孫悟空は、このハヌマーンがモチーフじゃないかと言われています。

 

なるほど、ありそうですね。

 

 

そんなインドの子ども達のスーパーヒーロー、ハヌマーンが第8位っ!

 

インドの神様ベスト10はあと二枠っ!

 

〇9位発表、その前に…

何やら向こうの方で女性たちが揉めてる声が聞こえますね。

 

女神1:

「あら、もう9位?
私まだ出てきてないじゃないの」

 

女神2:

「アンタなんかいいわよ。
次はアタシよアタシ」

 

女神3:

「オホホホ。
次はわたくしに決まっておりますのよ」

 

女神1:

「ちょっと待ってよ!
9位ってことは、ベストテンだから、あと2枠しかないわよ」

 

女神2:

「大丈夫よ、アタシは確実に入ってるから。
9位ってのはちょっと不満だけどー」

 

女神3:

「アラ、誰があなたが9位だなんて言いました?
そんなこと言ってる方に限って、後で泣きを見るのに。
オホホホホ」

 

女神2:

「キーー!
この女、なんてこと言うのよ!!」

 

……

おっと、何やらまだ呼ばれていない女神様たちの間で醜い争い…
いや、口論が始まっているようですね。

 

さて、口論をしていた3人の女神様とは誰なのか?

 

そして気になる順位はっ??

 

では第9位!

◇サラスヴァティ―~豊穣と学問、富と幸福の女神様!

サラスヴァティー

9位はサラスヴァティーさんでしたねぇ。

日本では七福神の一人、弁天様としてよく知られていますね。

 

三大神が一人、創造の神ブラフマーの奥様でございます。

 

蓮の花の上に座り、琵琶のような楽器(インドではヴィーナという)を持ち、

他の2本の手にはインドで最も古い聖典とされる『ヴェーダ』と、数珠を携えていらっしゃる。

 

水と豊穣の女神にして、学問と知恵、さらには芸術に富、幸福を司る神にまで高められた。

 

もーぅ、何でもアリじゃあないっすか。

 

 

もとはブラフマーの一部から作られたらしいので、ブラフマーの娘という言い方もできるのだが、

自分で作っておいて、ブラフマーはそのサラスヴァティーに恋をしてしまい、

執拗な求愛の後、仕方なく(?)サラスヴァティ―は諦め、妻になったのだという。

 

 

しかしながら実はサラスヴァティ―は、もとはヴィシュヌの妻だったという説もあるらしい。

 

〇実はもとはヴィシュヌの妻だった?~ヴィシュヌを巡る3人の女神の諍い

ヴィシュヌには3人の妻がおり、ラクシュミー、ガンジス河の女神であるガンガー、そしてサラスヴァティーと。

 

その3人の間では常に争いが絶えなかったらしい。

 

ガンガー:

「アタシがホントのヴィシュヌの妻なんだからね!」

 

ラクシュミー:

「いいや、ワタシよ!アンタなんかただの河じゃないの!

そのへんを流れときゃいいのよ!」

 

サラスヴァティー:

「オホホホホ。二人とも程度の低い争いだこと。

聖典『ヴェーダ』によると、私のようにもっとも賢い者が妻になるとされているわ。

オホホホ」

 

ヴィシュヌ:

「………」

 

とまぁ、万事こんな調子で、

特にサラスヴァティーは、持ち前の博識ぶりを常にひけらかすので、一番タチが悪かったんだそうな。

 

そいつを見かねたヴィシュヌは、

 

「どうも博識な女というものは可愛げがない。

サラスヴァティーはブラフマーに押し付けてやろう」

 

ということで、ブラフマーの妻になったんだとか。

 

ちなみにガンガーはシヴァに押し付けたんだそうな。

 

 

女の戦いというのはいつの時代も(?)コワいですねぇ。

 

そんな博識な女神様、サラスヴァティーが第9位!

 

 

さて、ベストテン最後のひと枠っ!

 

第10位はっ⁉

 

◇ラクシュミー~常にヴィシュヌに寄り添う、ヴィシュヌの正妻!

ラクシュミー

てなわけで、第10位はラクシュミーさんでした~。

 

その昔、あらゆるものを創造すると言われる、ミルクの海(乳海:にゅうかい)があったそうな。

 

世界が危機に陥ったとき、

その乳海を、でっかい山を攪拌(かくはん)棒にして、

グールグル、グールグル、神様たちの手でかき混ぜたんだそうな。

 

気の遠くなるような長い時間をかけて行われたこの攪拌作業のことを、

‟乳海攪拌(にゅかいかくはん)”といって、

インドの神話体系の中じゃあ、結構メジャーな出来事なのだ。

 

 

それによって世界は危機から救われ、いろんなものがそのミルクの海から生み出され、

最後に出てきたのが、世にも美しいラクシュミーだったんだそうな。

 

そんな美しいラクシュミーを見て、その場にいた神々は一斉にラクシュミーにプロポーズをする。

 

「オイラの妻になってくれ!」

 

「いいや、オレだ。オレこそふさわしい!」

 

「いいや、オイどんでごわす!」

 

とか言いながら。

 

 

一番熱心だったのはシヴァだったらしい。

 

 

でもラクシュミーが選んだのはヴィシュヌだった。

 

まぁ、これが現在まで続く、シヴァ派vsヴィシュヌ派の対立の遠因になってるそうですね。

 

 

そして、ヴィシュヌも彼女を求め、相思相愛の末、二人は結ばれたんだとか。

 

 

そうして、インド神々界きってのおしどり夫婦、ヴィシュヌ&ラクシュミー夫妻が誕生した。

 

〇生まれ変わっても相思相愛!仲睦まじいヴィシュヌとラクシュミー

ラクシュミーの一途性、ヴィシュヌとの仲の良さは、

ヴィシュヌが化身として、世に生まれ直したときでもよく見て取れる。

 

 

ラーマの項で紹介したように、ヴィシュヌがラーマだったときは

その誠実な妻、シーターに。

 

 

ヴィシュヌがクリシュナになったときは、

育ての母、牛飼いのラーダに。

 

そして、後には妻、ルクミニーとして、彼を見守り、助けてきた。

 

 

そんなラクシュミー、日本では吉祥天如(きっしょうてんにょ)として知られています。

 

 

日本でも吉祥天女を題材として小説や漫画、ドラマも作られたんだとか。

 

見たことあります?

 

私はないですが、サイコスリラーだとか。

 

怖そうやな~。

貞子みたいな感じかな?

 

そんなラクシュミーさんが第10位っ!

 

 

とまぁ、そんな感じで、ここまでインドの神様、(独断ですが)ベスト10を見てきました。

 

〇ベスト10発表、その後(その1)

 

「ちょっと待ちなさいよーーー!!」

 

おっと、これはシヴァの奥さん、パールヴァティーさん。

 

「なんで私が選ばれてないのよ!

あのシヴァの妻なのよ!

選ばれて当然じゃない!」

 

う~ん、そうなんですよね。

 

自分も迷ったんですよ。

 

女の争いもコワいし、いっそのこと3人同率9位にしちゃおうかな、とか考えたんですが。

 

 

でもパールヴァティーさんって、あんまり単独で出てこないんですよね。

だいたいシヴァと一緒のときが多いじゃないですか。

 

エピソードもシヴァ絡みのものが多いし。

 

ま、だから3人の中で比べると、ちょっと見劣りするというか、なんというか。

 

 

ゲッ!めっちゃ怒ってらっしゃる!!

 

コレはヘタしたら旦那に言いつけられて、一瞬で灰にされたりしかねんな…

 

 

いや、違うんですよ、パールヴァティーさん。

 

アナタは実質あの3人の女神様の中では1位なんですよ!

 

だって、あなたの化身というか、別側面とも言われるカーリードゥルガーが6位と7位に入ってるじゃないですか。

 

あれもパールヴァティーさん、アナタが選ばれたも同然。

しかもベスト10に二人も入ってる!

 

よっ!サイコーの女神!!

アナタこそ女神の中の女神!!

 

 

フゥ。

 

どうやらご機嫌を直してくれたみたいだ。

 

てなわけで、次点として、

シヴァの奥様パールヴァティーさんの紹介もしておきましょう。

 

◇パールヴァティー~シヴァの正妻、女神の中の女神!

パールヴァティー&シヴァ&ガネーシャ

スゴいですね、この絵。

シヴァ&パールヴァティーご夫妻に、息子のガネーシャまで入ってる。

 

もちろんシヴァ&パールヴァティーの絵もインドでよく見かけますが、

この3人一緒の家族写真みたいなのもよく見ますね。

 

ご利益高そう☆

 

 

さてパールヴァティーさん。

 

全ての女神の源流とされる‟デーヴィ”の化身とされています。

 

まぁ、なので‟女神の中の女神”と言ってしまっても差し支えはないでしょう。

 

 

そして、「シャクティ」という、あらゆる生命を生み、育てるための聖なる力を持っている女神様です。

 

それはシヴァの持つ絶大なる力を受け止め、創造へと昇華する起爆剤にもなります。

 

 

だから、パールヴァティーはシヴァと対になって描かれることが多いんですね。

 

そしてインド神話の中でも、確かに重要な役割を持っていらっしゃるというわけです。

 

 

そんなパールヴァティーさんのエピソード。

 

その垢から(きったね)ガネーシャを作り、そいつにお風呂の番をさせた話はすでに書きましたね。

 

それが一つの有名なエピソード。

 

 

もう一つ面白い話があります。

 

〇世界を闇に落としたパールヴァティーの‟イタズラ”

シヴァってのは修行好きな神様で、

よく瞑想をしたりするんですね。

瞑想するシヴァ

そうそう、こんなして。

虎の敷き革の上に座って。

 

奥さんパールヴァティーさんにしてみれば、それがときに面白くない。

 

「ねーねー、シヴァー。

瞑想なんかしててつまんなーい。

かまって、かまってー」

 

みたいに。

 

 

そうして、シヴァの瞑想中にちょっとイタズラをしたんです。

 

何をしたと思います?

 

 

後ろからシヴァの両目を隠して、

「だーれだ?」

をしたんです。

 

 

すると世界は闇に包まれ、

全ての生き物が恐れおののいた!

 

このままでは世界が闇に飲み込まれ、沈んでしまう。

 

それを救うためにシヴァがどうしたのかというと?

 

 

なんと額の真ん中に、第3の眼を作ったのであります。

 

ホラ、シヴァの眉間の上にはもう一つの眼があるでしょ?

 

パールヴァティーの「だーれだ?」に対して、

シヴァが第3の眼を作り、

その眼をカッと見開いたことで、世界は闇から救われたらしい。

 

いやぁ、良かったですねぇ。

 

 

パールヴァティーさん、こんなもんでよろしいでしょうか??

 

ホッ、良かった。

満足そうにしてらっしゃる。

 

 

というわけで、ここまでインドの神様ベスト10でございました!

ではここで、今週の(?)のランキングを振り返ってまいりましょう。

 

◇インドの神様ベスト10、おさらい

 

第1位、ガネーシャ。全インドで大人気!現世利益の神サマ

第2位、シヴァ。女性大好き、破壊を司る三大神の一人

第3位、ヴィシュヌ。温和で慈愛に溢れた三大神の一人、インドの中では真っ当な神?

第4位、クリシュナ。子どもの頃から大人気!成長してからは天下一のプレイボーイに

第5位、ラーマ。お茶の間で大人気の『ラーマーヤナ』。その我らが主人公!

第6位、カーリー。身の毛もよだつほどの恐ろしきお姿。それが人々の心をとらえて離さない⁉

第7位、ドゥルガー。戦闘に関しては全神サマ中ナンバーワン?

第8位、ハヌマーン。山を持ち上げ、空を飛ぶ。インドの子どもたち憧れのヒーロー猿!

第9位、サラスヴァティー。学問と芸術と富と幸福の神!日本でもおなじみの弁天様

第10位、ラクシュミー。ヴィシュヌの正妻、従順に寄り添う女神

次点、パールヴァティー。シヴァの正妻、ガネーシャの母。全ての女神の源流、‟デーヴィ”の化身

とまぁ、そんな感じでございましょうか。

 

 

もちろん、ここに挙げた神サマたち以外にも、インドで人気のある神様はたくさんいらっしゃいます。

 

〇その他の神様たちをちょこっと紹介☆

ヒンズー教以前のバラモン教が隆盛だった時代の神様たちも、それぞれの土地土地では大きな人気を誇っていたりします。

 

『ヴェーダ』の主神と言われるインドラをはじめ、火の神アグニ、風の神ヴァーユ、酒の神ソーマに破壊神ルドラ

 

太陽神スーリヤは、東インドに世界遺産の寺院がありますし、

 

「魚の眼を持つ女神」ミーナクシーは、南インドにすっごい寺院があります。

自分も見に行きました。

ミーナクシー寺院ミーナクシー寺院 塔門

最大60mをほこるお寺のゴープラム(塔門)には、カラフルで楽しい神様たちの彫像が丁寧に彫り込まれていて、

その数、一つの塔門でおそらく数百~数千体!(数えたことはありませんが)

 

げにインド人の信仰の力というか、根性たるはスゴいものがあります。

 

ちなみに建立は16世紀。

一つひとつ全部手作業で、コツコツと作っていったんでしょうな。

 

 

北インドのカンジス河流域では女神ガンガーが絶大なる人気がありますし、それぞれの土地によって、

信仰の篤い神様が違うというのも、また広大なインドという国ならではでもあり、面白いですね。

 

 

さて、そんな感じで、多種多様なインドの神様たちについて見てきました。

 

〇むすび~インド人信仰と願いの数だけ生み出された神様たち

インドの神様たちは、インド人の信仰願いの数だけ神様を生み出してきました。

 

そしてまた、数々の神話、エピソードを生み出し、壮大なインドの神話体系を創っていきました。

 

 

それは自分の信仰する神を優位に立たせるためだったり、その力を誇るためだったり。

 

 

あるいはインド人の潜在的な欲求を投影し、それを神話を使って疑似体験したり。

 

ひとつのカタルシス(感情浄化)の役割も果たしてきたんじゃないかなぁ、とも個人的には思ったりします。

 

だからこそ面白いとも言えるんですけどね。

 

妙に人間的な性格だったり、自由奔放、豪放磊落、やりたい放題だったり。

 

インドを旅すると、

 

「この国、なんでもアリだな」

 

とか思うことがありますが、

駅の床で寝るインド人スイカを大量に売るインド人

 

まさにインドの神サマたちも、何でもアリなのでしょう。

 

 

そんな愛すべきインドの神サマたちを、ベスト10形式で紹介して参りました。

 

皆様、ここまでご覧になっていただき、誠にありがとうございました!

 

それでは~。

 

 

 

「ちょっと待ったぁ~~~~~!!」

 

ん、誰だ??

 

〇ベスト10発表、その後(その2)

「まだ終わらせるんじゃないっ!!」

 

誰かと思ったらブラフマーさんじゃないですか。

 

なんですか、せっかくキレイに終わらせようとしてたところなのに。

 

「ワシを紹介しとらんじゃろーがっ!

この三大神が一人、創造の神ブラフマーを!!」

 

え~、まぁ、他の神様のところでちょくちょく名前出てたし、いいかなって。

 

 

それにアナタ人気ないじゃないですか。

 

インドのお土産屋さんでも、

シヴァやヴィシュヌのグッズは売れるけど、ブラフマーのは売れない

って言ってましたよ。

 

「な、なんじゃとぅーーー!!」

 

見た目爺さんだし、なんか地味だし、
‟創造”とか言われてもイマイチピンと来ないし。

 

多分人気ランキングでいったら101位ぐらいとかじゃないっすか?

 

「ガーーーーン」

 

おっと、ショックを受けていらっしゃる。

現実を目の当たりにして、受け止めきれないようだ。

 

「グスン、ワシってばそんなに人気なかったのか。

イジイジ……」

 

そしてイジけていらっしゃる。

 

とても三大神の一人のお姿とは思えない。

 

「もういいもん。誰も信じないもん。

もう全ての創造を止めてやるんじゃもん。

もう何も生み出してやらんもん」

 

おっとブラフマーさん!

そいつぁ困ります!!

 

そんなことになったら、もう母親は赤ん坊を産めなくなるし、植物も芽を出さなくなる。

ゆくゆくは世界の終わりじゃあないっすか!

 

 

まったくもう、神の脅しってのはコワいんだから。

シャレにならないんだから。

 

 

わかりましたよ。

最後に特別に紹介いたしましょう。

 

創造の神様!ブラフマーさんです!!

◇ブラフマー~三大神が一人!創造を司る神サマ

ブラフマー

ブラフマーさん。

 

一応、こんなお姿。

 

 

うん、地味だ。

 

 

他に派手派手な神様、あるいはイケメン、美女の神様たちがいっぱいいますからね。

 

そりゃー、民衆の心もそっちいっちゃうでしょ。

 

 

 

そんなブラフマーさんでも、一応シヴァ、ヴィシュヌと並ぶ三大神の一人として、

創世記に宇宙を創造したとして、最高位の神とされています。

 

そう、位は高いんですよ。

実質的な力や、位置づけも実は超重要な神様。

 

 

ちなみに宇宙は終わることのない創造と破壊が繰り返されていて、

そのサイクルはブラフマーの一生にあたるとされている。

 

ブラフマーの一生とは、‟神サマ年”で100年。

 

で、その神サマ年ってのは、1日がなんと43憶2000万年というから桁違いもはなはだしい。

 

昔の人々がテキトーに数つけただけじゃねーか?(4,3,2だし)

とも思うが、まぁ、そんぐらいすげー長い時間と思っていただければ良いかと。

 

 

そんな実は超重要ポストにおわしますブラフマーのエピソードは、どこか抜けている。

 

〇創造神の恋~何度もフラれたってめげないブラフマー

サラスヴァティーのところで、ブラフマーに執拗な求愛を受けたことはすでに書いたが、

その求愛の仕方がなんともアホらしいというか、なんというか。

 

自分で生み出した、いわば娘のような存在であるサラスヴァティーに対して、ブラフマーは恋をしてしまい、

なんとか自分の妻にしようと、絶えず求愛するようになる。

 

しかしサラスヴァティーは、恥ずかしがったのか、こんな爺さん嫌だと思ったのか、

ブラフマーの後ろに隠れてしまう。

 

そうしたらブラフマーは、後ろに顔を作って、さらに求愛を続ける。

 

 

それでも死角に逃げようとするサラスヴァティーに対して次々と顔を作り、

とうとうブラフマーは4つの顔を持つようになる。

 

 

それならばどの顔からも見られない上に逃げようとするも、

ブラフマーはさらに上に向けて、5つ目の顔を作ってしまう。

 

こうまでされたらさすがのサラスヴァティーも観念し、ブラフマーの求愛を受け入れ、妻になったんだとさ。

 

チャンチャン。

 

 

コントかっ!

 

 

発想がアホっぽいですが、まぁ面白いエピソードですよね。

 

 

ちなみに現在の(?)ブラフマーには顔が4つしかない。

 

これは創造神の座を争って、シヴァに顔を一つ切り落とされたんだそうな。

 

最後に上向きに作った顔のことですね。

 

 

まぁ、シヴァ派のご都合主義のエピソードですよね。

 

でもこれが通説になっていたりする。

 

 

他にも、シヴァのところで書いた、あまりにもデカいシヴァリンガに圧倒されて、シヴァを崇拝するようになったとか、

酔った勢いで自分の娘であるサラスヴァティーに求愛するブラフマーをシヴァが成敗したとか、

 

そんな主にシヴァ派からの捏造エピソード攻撃を受け、

もともとそれに反撃するだけの信者もいないもんだから、

徐々に徐々にその地位を貶められ、現在にも至る不人気ぶりに繋がっているのではないかとも思われたりする。

 

 

あぁ、そう聞くとどこか憐れな感じもするブラフマー。

 

 

頑張れブラフマー。

 

負けるなブラフマー。

 

 

とかちょっと応援してみたり( ‾▽‾)

 

〇「ブラフマー」と「ブラフマン」

ちなみに聖典『ヴェーダ』には、

「ブラフマン」という「根本原理」たる理念が出てくるのだが、

創造の神ブラフマーは、その擬人化された姿だと言われています。

 

 

「ブラフマンとアートマン」とか高校の世界史で習ったような気がするな。

 

「梵我合一」ってやつですね。

 

宇宙の根本原理と、個の人間としての魂が一緒になる、みたいな、そんな概念。

 

ひとつの悟りの境地とも言いましょうか。

 

 

そんなブラフマー。

創造の神様ブラフマー。

 

実は偉いんだぞ、ブラフマー。

 

 

ブラフマーさん、こんな感じでよろしいでしょうか?

 

 

「まぁ、よかろうもん。

そうじゃ、ワシは実は偉いのじゃーー」

 

 

まぁ、ホントに偉い人はそんなセリフ吐きませんけどね。

 

でも良かったじゃないですか。

 

この紹介で、神様ランキング101位から56位ぐらいまで上がりましたよ。

 

「低っ!

それでもまだ低いんじゃもん!」

 

まぁ、101位や56位は言い過ぎとしても、

21位ぐらいには入れるかな?

 

 

そんな実は最高位の神サマ、

この宇宙を創造したと言われる、創造の神ブラフマーさんでしたっ!

 

〇ホントのむすび

 

てなわけで、途中いろいろ脱線しながらも、なんとも面白いインドの神様たちの紹介をして参りました。

 

 

こんな多種多様、カラフルで豪快で、そして人間味の溢れる神様たちを生み出したインドという土壌。

 

そしてそこに暮らすインド人の創造の逞しさと自由さ。

 

 

ホントにすごいのは、むしろそこなのかもしれないですね。

 

今回の記事を作成するにあたり、

昔買ったこの本を特に参考にさせていただきました。

インドの神々

結構読みやすくて面白いですよ☆

 

 

というわけで、これでホントの終わりにしたいと思います。

 

こげな長い文章、最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

 

これからもインドの神サマたちを、どうぞよろしくお願い致します!(何が?)

 

では~。

 

 

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