ヨガとは何か?ヨガの種類と目的について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ホットヨガ、マタニティヨガ、ドッグヨガ、エアリアルヨガ…

世間には色んな種類のヨガが溢れてますよね。

 

 

ていうか、ヨガって何なんだ?

 

現代のいろいろなヨガがある一方、

ヨガには数千年の歴史があるなんて話も聞いたことがあるし…

 

 

現代風のトレンドなヨガがある一方、実はヨガって結構深いんじゃないか?

 

ヨガってもともと何のためのもんなんだ?

 

 

うおおーーっ、ヨガって何なんだーーー??

(そこまでではないですかね)

 

そんな疑問をお持ちのアナタに、答えていきまょう。

 

まずは、ヨガの起源とルーツから。

ヨガってそもそも、いつからあるものなんでしょう??

◇ヨガの起源!お釈迦様もヨガをしていた?

ヨガの起源は今から4〜5000年前、インドはインダス文明の頃にさかのぼります。

 

インダス文明、中学の頃の歴史で習いましたね?

え、もう覚えてない?

 

あれですよ、中国とか、メソポタミアとかエジプトとかの“四大文明”ってやつですよ。

 

まぁ、それはいいんですが。

そのインダス文明の頃の遺跡に、ヨガの坐法を組んで瞑想する人(神さま?)の絵が描かれた陶器が発見されたんだとか。
 

 

この遺跡が4~5000年前ですから、実際はもっと前からこれに似たようなことはしていたのかもしれないですね。

 

ヨガの起源は1万年前、とする学者さんもいるそうですし。

 

まぁとりあえずだいたい5000年くらい前から、ヨガ(ここでは瞑想のこと)というものをする人はいたんじゃないかということです。

 

 

お釈迦さまは紀元前5世紀の頃の人ですが、ヨガをしていたという話があります。

手塚治虫の『ブッダ』にも出てきます。

ブッダ 手塚治虫

瞑想をするシッダールタ(若かりし頃のブッダ)に対し、5人の苦行者たちが現れ、

 

「そなたはなんのためにヨガをやるのだ?」

 

と、問いかけるシーンがあります。

 

シッダールタがやっていたのも、いわゆるヨガのポーズとかではありません。

インダス文明の遺跡の絵の人と同じく瞑想でした。

 

座禅といいますか、座ってひたすら自分を無にしていくみたいな、そんな実践。

 

ただお釈迦さまはヨガでは悟れなかったらしいですが…

 

まぁ、それはまた別の話ということで。

 

手塚治虫の『ブッダ』自体は、フィクションと史実を織り交ぜて書いているので、一概に言えないところはあるのですが、

お釈迦様がその修行時代に、座禅(つまり古来のヨガ)をしていたのだろうということは言えそうです。

 

 

 

現代までつながっていくヨガのおおもとは、座法を組んで瞑想をすることにあったんですね。

 

 

そしてそれからさらに千年近くの時が流れ…

そこにヨガの目的とも言えるものが、体系的に書かれた書物が現れます。

それが『ヨーガ・スートラ』です。

 

◇ヨガとは?ヨーガスートラに見るヨガの目的!

 

『ヨーガスートラ』の編纂は、紀元後4〜5世紀と言われています。

パタンジャリという方が編者さんです。

ヨーガスートラ 佐保田鶴治

これは佐保田鶴治さん著。
日本ではもっとも古い解説書ですかね。

自分も昔図書館でよみました。

 

その『ヨーガスートラ』の最初の一文に、

ヨガとは?の、ある意味答えが示されているのです。

 

「ヨーガとは心の止滅である」

とな。

 

心の止滅?

 

つまり、心のはたらきを止めるということですね。

 

 

座禅でよく“無”になるとか言うじゃないですか?

あれはこのへんから来てるんじゃないかと思います。

 

心を止める。

心のはたらきを止める。

 

なるほど。

 

ていうか、何のために??

 

それは結局、お釈迦様も目指した、いわゆる“悟り”的なもののためなんじゃないかと思います。

 

何を悟るのか?

本当の自分を?

世界の真実を?

 

 

ヨガと悟りの関係についてはこちらの記事をご参照ください。

悟りとは?ヨガにおけるサマディ(三昧)の境地について

 

 

今はとりあえず、

「ヨガとは心のはたらきを止めるためにやるのだ」

ということを押さえておけばいいかと思います。

 

 

そのために瞑想をする、つまりヨガ(当時の意味における)をしていたわけですね。

 

ちなみにこういった瞑想をメインの目的としたヨガのことをラージャヨガ(王様のヨガ)と呼んだりします。

 

 

さて、心のはたらきを止めるためにヨガ(瞑想)をするということが明文化された『ヨーガスートラ』。

そのさらに何百年も前に、瞑想するヨガとは少し違ったヨガが説かれていたことをご存知ですか?

 

生き方のヨガ、知恵のヨガ、そして愛のヨガ…

 

では続いてそのあたりの話をしていきたいと思います。

 

◇バクティヨガ、カルマヨガ、ギャーナヨガ〜バガヴァッドギーターより

 

『バガヴァッドギーター』が成立したのは諸説ありますが、だいたい紀元前4世紀ぐらいだろうと言われています。

ヨーガスートラの編纂からおよそ1000年近くも前ですね。

先のお釈迦様の時代に近い。

バガヴァッドギーター

もとは『マハーバーラタ』という叙事詩の一部です。

 

その中のクリシュナ神とアルジュナの会話の部分が『バガヴァッドギーター』なのです。

 

クリシュナは戦士であるアルジュナに対して、真実と自分がやるべきことを切々と説く。

そこに出てくるのが、知恵のヨガであるギャーナヨガ、生き方のヨガであるカルマヨガ、愛のヨガであるバクティヨガというわけです。

 

ざっくり簡単に説明すると、

 

〇ギャーナヨガ(知恵のヨガ)

 

ギャーナヨガは思考と認識の力を使い、世の中にあるあらゆるもの、あらゆる価値観といったものを、「真なるもの、真ならざるもの」に分けていくヨガと言われています。

 

そして最後に残ったもの(何も残らないのかもしれないが)が、本当の真実であるという認識を得る。

そんなヨガ。

 

 

ちなみにギーターにはこんな記述があります。

 

「私は五感を通して獲得できる知識と、悟りを通してのみ体得できる知識、つまりこれ以外に知るべきものは何一つないという完全な知識を君に与えよう」

と、クリシュナさん。

 

結局本当のホンモノの‟知識”以外には、知るべきものは何もないということでしょうか。

 

‟知恵の道”とは言っても、最後は何も知ることはない、というところに落ち着くというのがまた面白いですね。

 

〇カルマヨガ(行為のヨガ)

 

カルマヨガは、自分の本分とか役割とかを受け入れて、自分のやるべきことに一切の“我(が)”を入れずに、それに専心していく。

 

そうすることによって、来世よりよき生を受けられるようになるという、カルマ(業)と輪廻転生の考え方もベースにあります。

かいつまんでいうとそんなヨガ。

 

ギーターの中でクリシュナはこう言っています。

 

「仕事の結果に執着することなく、ただ己の為すべき義務としてそれを行いなさい。

なぜなら、無執着の心で行動することによって、人は至高の境地に達し得るからである」

 

と。

 

これはいいですね。

仕事をする人全てに当てはまる。

 

なのでカルマヨガは、それまでヨガには縁のなかったいわゆる一般の、普通の人たちにも、

一気に手が届くところに降りてきた感じがしますね。

 

〇バクティヨガ(愛・献身のヨガ)

 

そしてバクティヨガは愛のヨガ。

 

実際は誰か他人への愛というよりは、神への愛を表す。

 

ただひたすらに神を祈念し、思い続け、それに自分自身を全て捧げていく。

それによって解脱、悟りを得るという、そんなヨガですね。

 

ギーターでは何と言っているかというと…

 

「常に私にしっかりと心を向け、絶対不動の信念をもって私を拝んでいる人こそ、ヨーガにもっとも精通している人だと私は考える」

 

と。

 

 

クリシュナはほぼ神と同等の存在ですから、神である私を拝み、信仰しなさい、と言っている感じですね。

 

神がそんなこと言うの??

と思わなくもないですが、

要は、それぐらいの帰依の心、信愛の気持ちが必要なんですよ、ということなんでしょう。

 

 

どれも性格の違うヨガだが、それぞれを突き詰めていくと、結構スゴい。

 

そして、瞑想とか、いわゆるヨガの実践をしなくても、ヨガができる。

 

なので、これら3つのヨガ、特にバクティヨガとカルマヨガは、現代においてもインドの人たちにとても人気があります。

 

インドの人々にはそれぞれにお気に入りの神サマがいたりしますしね。

ガネーシャやらカーリーやら、クリシュナやらラーマやら。

ガネーシャ インド

これはガネーシャですね。半人半像の神サマ。

商売繁盛にご利益があるとされ、インドで人気No.1の神様です。

 

まぁ、ただ絵を飾るだけではユルいのかもしれませんが、それも一つのバクティヨガのカタチでしょうね。

 

インドの数多存在する神様の話の話はこちらから。

ガネーシャ、シヴァ、カーリー~インドの神様人気ベスト10!~

 

さて、ここまで出てきたヨガ、ラージャヨガ、カルマヨガ、ギャーナヨガ、バクティヨガ

これらはどちらかというと精神的なヨガだと言えることができるでしょう。

 

そう、何千年も歴史と伝統のあるヨガは、もともと精神的なヨガだったのです。

 

 

それからさらにまた1000年ほど経ち、

現代のヨガのスタイルに繋がる、身体を動かすヨガが現れることとなります。

 

◇ハタヨガ登場!ヨガのポーズはここから生まれた

 

現在流行りの、さまざまなヨガのポーズ。

あんなポーズやら、こんなポーズやら。

ヨガのポーズ

それを生み出したハタヨガは、10~13世紀あたりがその起源と言われていますが、

ハタヨガ初めての書物『ハタヨガ・プラディーピカー』が作られたのが16世紀。

 

今から4~500年前と考えると十分古いですが、

ヨガ数千年の歴史から考えると、新しい方ですね。

 

 

無数のヨガのポーズは、『ハタヨガ・プラディーピカー』をはじめとする、幾つかのハタヨガの経典に載っています。

 

ただ、経典の中でヨガのポーズ(アーサナ)が書かれているのはその一部。

 

他の部分では、プラーナーヤーマ(調気法)やらムドラー(印の結び方など)、そして瞑想が説かれていたりします。

 

そのへんもヨガの本質と伝統を考えると面白いですね。

 

 

もともと心を主体とした、精神的なヨガが主流だったところ、

いや、カラダも大事じゃないかということで、肉体に重きを置いたヨガが後年できた。

それがハタヨガだとも言えるでしょう。

 

 

現代の数あるヨガの多くは、

その中の健康にいいヨガのポーズに焦点を当てて、

実践をしているとも言えそうです。

 

まぁ、そんな流れもあって、

「ヨガって何?」ってのがわかりにくくなっているとも言えるのですが(^_^;)

 

 

じゃあ現代におけるヨガってどんなものがあるのか?

それも少し見ていきましょう。

 

◇現代のヨガ~パワーヨガからドッグヨガまで

 

現代にはさまざまなヨガが巷にあふれています。

ヨガのクラス

自分がヨガを始めた15年ほど前とかに比べると、もうそれこそわけわからんってぐらい増えてますね。

 

それだけヨガ人気が継続しているってのもスゴいし、嬉しいことですが。

 

現代におけるヨガ。

 

代表的なものを挙げると、

 

・パワーヨガ

(1990年代に欧米から入ってきた、ダイナミックなポーズをとるヨガ。日本のヨガブームの立役者?)

 

・アシュタンガヨガ

(20世紀半ば、インドはマイソール地方から広まった、『ヨーガスートラ』のヨガの8ステップを基に作られたヨガ)

 

・アイアンガーヨガ

(インドのB.K.S.アイアンガー氏が提唱した、道具を使ったりして、ポーズの大勢を正確にとることを重視したヨガ。アイアンガー氏の名著『ハタヨガの真髄』が書かれたのは1966年)

 

・シヴァナンダヨガ

(元々西洋医学の医師だったスワミ・シヴァナンダ氏〔1887~1963〕によって創設されたヨガ。アーサナだけでなく、プラーナーヤマやマントラの詠唱を行ったり、ヴェーダンタ哲学を学んだりもする)

 

・インテグラルヨガ

(北インドのスワミ・サッチダーナンダ氏が確立した、カルマヨガやバクティヨガといった古典的なヨガも取り入れたヨガ)

 

・クリパルヨガ

(スワミ・クリパル〔1913~1981〕によって創設された、伝統的なヨガの神髄を大事にしながら、現代にも合うように開発されたアメリカ発のヨガ)

 

・クンダリニーヨガ

(激しいいわゆる“火の呼吸”を使いながら、尾てい骨に眠るエネルギーセンターであるクンダリニーを目覚めさせることに重きを置いたヨガ)

 

・ホットヨガ

(室温35℃~39℃前後、湿度60%前後に保たれた室内で行うヨガ。大量発汗することにより、デトックス、美容、ダイエットの効果があると言われる。発祥はアメリカ。日本でも人気の高いヨガですね)

 

・アヌサラヨガ

(1997年にジョン・フレンド氏が、アイアンガーヨガにタントラ哲学を融合させて設立した近代的なヨガ)

 

・ヴィンヤサヨガ

(一体化した呼吸とポーズに意識を向け、ポーズを連続して行うことに焦点を当てた現代的なヨガ)

 

・陰ヨガ

(ひとつのポーズを数分間キープするという、超じっくり行い、身体の奥深くまで浸透させることを目的としたヨガ)

 

・ラフターヨガ

(いわゆる“笑いヨガ”。ヨガのポーズ等は行わず、ひたすら笑うことでストレス発散、心身ともに健康になる効果のあるヨガ。他のヨガに比べるとやや異色ですね)

 

いろいろありますねぇ。

 

現代のヨガとは言え、その中には50~100年ほどの歴史を持つものもありますね。

 

 

さらには妊婦さん向けのマタニティヨガ、ハンモックみたいので身体を浮かせてやるエアリアルヨガ

愛犬と一緒にやるドッグヨガ、子どもと一緒にやる親子ヨガとか。

 

 

私も一時期、新潟でセンシティブヨガ(感じるヨガ)ってのをやってましたが、

まぁ、~ヨガって名前付けちゃえば何でもアリですかね( ‾▽‾)

 

 

他にもいろいろあるでしょう。

それらを見つけていくのも、またヨガを見ていく楽しさであるかもしれませんね。

 

 

ちょっといろいろなヨガを見すぎて、あれ、ヨガって何だったっけ?ってなっちゃいますね。

 

それではここで今回の内容をまとめていきましょう。

 

◇まとめ

 

では、「ヨガとは何か?」
今回の話をおさらいしていきましょう。

      • ヨガの起源は4~5000年前(インド)

     

      • ヨガの目的は「心のはたらきを止滅すること」(ヨーガスートラより)

     

      • 古典的なヨガ。
        ラージャヨガ(瞑想のヨガ)
        カルマヨガ(行為のヨガ)
        バクティヨガ(愛・献身のヨガ)
        ギャーナヨガ(知恵のヨガ)がある。

     

      • さまざまなアーサナ(ヨガのポーズ)を生み出したハタヨガは、10世紀以降に登場した。

     

    • 現在はそこから派生し、実にたくさんの種類のヨガがある。

ヨガの目的はとは、ヨーガスートラにもあるように、「心のはたらきを止めること」でいいんだと思います。

ラージャヨガも、バクティ、カルマ、ギャーナヨガも、そのためにあるのでしょう。

 

カタチ、スタイルは変われど、みんなその方向に向かっている。

 

それはきっと今生で“悟り”を得るため。

あるいは輪廻転生の輪から脱して、完全な自由を得るため。(それを「解脱」と言ったりする)

なのでしょう。

 

ハタヨガが生まれた背景にもそれがあったハズだし、
昔からのヨガの目的と本質からはズレてはいなかったのだと思います。

 

ただそれが現代になり、ファッションや流行、あるいは健康のためのヨガになっていったことで、
その本来の目的が見えにくくなってしまったようです。

 

ま、だからこそ今一度、
ヨガの本質に立ち返り、

 

「ヨガとは何か?」を考え直すことも、またいいのではないかと思います。

 

では。

 

~「これ、どんなヤツが書いてるの?」と思ったアナタ、

このサイト記事の作者、KAJUのプロフィールはこちら!

プロフィール~私とヨガとヒマラヤと~

 

LINE会員も募集しています☆

 

登録してくれた方に、3大特典プレゼント!

 

①動画「ヨガが誇る☆4大実践法とは何か!?」

私KAJUが、インドはヒマラヤに何年も通い続けて教わってきたヨガの特に強力な実践法を、
4つに分けて解説致します。

 

②動画「ヨガや瞑想、全ての実践において有効な意識のキープ法☆」

深呼吸を使った、誰でもカンタンに“瞑想的な意識”状態になれる秘訣を伝授。
これをマスターすることで、日常生活におけるストレスや悩みもグンと減少します。

 

③音声「ヒマラヤ・マスター直伝!Wishing Tree(願いの木)の瞑想」

私が瞑想指導をしてきて、もっとも評判の良かった、
自分の魂の望みを意識して、それを叶えてゆく瞑想法です。

自分の望み、願いが実現するスピードが確実に速くなります!

 

以上の特典を、LINE友だち登録していただいた方に、
3回に分けてお届けします。

登録直後には、早速①の動画が届きますよ☆

登録はこちらをクリックしてください☆↓
https://lin.ee/aqSBbQX


PDF
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*